6.2 モード伝搬遅延
ネットワークによって引き起こされるネットワーク遅延や、経路上の各サーバがモード変更の有効性(ユーザが存在し、正しい権限を持っているかなど)を確認する必要があるため、MODE メッセージがネットワークの一部にしか影響しないことは珍しくなく、チャネルの現在の状態についてサーバ間で不一致が生じることもよくあります。
これは、元のサーバだけがモード変更の妥当性をチェックすることで簡単に解決できそうですが、様々な理由からそうしないことにしました。1つは、サーバが互いに信頼できず、誤動作しているサーバが簡単に検出されることが懸念されることです。また、この方法だと、異なる方向からモード変更を行ったときに、同期していないチャネルに波が立つのを防ぐこともできます。