4.3.2 Stats メッセージ

Command: STATS Parameters: [<query> [<server>]]

STATS メッセージは,特定のサーバの統計情報を問い合わせるために使用されます.<server> パラメータを省略した場合は,STATS メッセージの末尾のみを返送します.本コマンドの実装は返信するサーバに大きく依存しますが,サーバは以下のクエリ(または類似のもの)で記述された情報を提供できる必要があります.

クエリは任意の一文字で指定することができ,(<server> パラメータとして指定された場合)宛先サーバでのみ確認され,それ以外は中間サーバによって無視され,変更されずに渡されます.以下のクエリは現在の IRC の実装で見られるもので,そのサーバのセットアップ情報の大部分を提供します.これらは他のバージョンでは同じようにサポートされていないかもしれませんが,すべてのサーバは現在使用されている応答フォーマットとクエリの目的に合致した,STATS クエリに対する有効な応答を提供することができるはずです.

現在対応しているクエリは以下の通りです.

c - サーバが接続する,あるいは接続を許可するサーバのリストを返します; h - 強制的に離脱として扱われるか,ハブとして動作することが許可されているサーバのリストを返します; i - サーバがクライアントからの接続を許可するホストのリストを返します; k - そのサーバでバンされているユーザ名とホスト名の組み合わせのリストを返します; l - サーバの接続のリストを返します.各接続の確立時間,およびその接続上のトラフィックを各方向のバイトとメッセージで表示します. m - サーバがサポートするコマンドのリストと,使用回数が0でない場合は,それぞれの使用回数を返します; o - 通常のクライアントがオペレータになることができるホストのリストを返します; y - サーバの構成ファイルから Y(クラス)行を表示します; u - サーバが稼働していた時間を示す文字列を返します.

数値返信:

ERR_NOSUCHSERVER RPL_STATSCLINE RPL_STATSNLINE RPL_STATSILINE RPL_STATSKLINE RPL_STATSQLINE RPL_STATSLLINE RPL_STATSLINKINFO RPL_STATSUPTIME RPL_STATSCOMMANDS RPL_STATSOLINE RPL_STATSHLINE RPL_ENDOFSTATS

例:

STATS m ; 接続しているサーバのコマンドの使用状況を確認します. :Wiz STATS c eff.org ; WiZによるサーバ eff.org からの C/N ライン情報のリクエスト.