7. クライアントとサーバの認証
クライアントもサーバも同じレベルの認証が行われます.両者とも,サーバへのすべての接続について,IP 番号とホスト名のルックアップ(およびこの逆チェック)が実行されます.その後,両方の接続に対してパスワードチェックが行われます(その接続にパスワードが設定されている場合).これらのチェックはすべての接続で可能ですが,パスワードチェックはサーバでのみ一般的に使用されます.
さらに,最近増えているのが,接続に使用したユーザ名のチェックです.接続の相手側のユーザ名を見つけるには,通常,RFC1413 に記載されている IDENT などの認証サーバに接続する必要があります.
パスワードがなければ,ネットワーク接続の相手方を確実に特定することは容易ではないため,サーバ間接続では,ID サーバの使用などの対策に加え,パスワードの使用を強く推奨します.